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マンション理事長奮闘記

建築物環境衛生技術者(ビル管)の元理事長が、理事長在任中に起こったマンション管理にまつわる様々な問題とその解決策、そしてそれにいたる過程をお伝えします。 同じ様な問題を抱えている管理組合の方の一助になれば幸いです。

配管更生/更新 16

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配管更生/更新 16

代替対策案~高架水槽編~


対策案の最後は、

高架水槽の補修

になります。


高架水槽について

当マンションの高架水槽は全部で3つ。
各棟のエレベータ機械室の屋上に設置されています。
高架水槽はFRP製で、
前回更新時から10年が経過しています。

FRP製水槽の耐用年数は10~15年ですので、
状態によっては、交換時期であるともいえます。

FRP製のタンクは紫外線によって、
その樹脂部分の主要成分である不飽和ポリエステル樹脂が分解され、
ガラス繊維層が露出し、周囲に飛散していきます。
繊維層をが散していくに従って、
FRPの躯体強度は大幅に低下していきます。

この様な状態で万一地震が発生しますと、
外部からの揺れが引き金となって貯水圧に耐えられなくなり、
最悪貯水タンク自身が破裂してしまいます。

また、水道水の出し入れが絶えず行われている為、
タンク内の圧力(内圧)が変化します。
この内圧の変化は水をシール(止めている)する部分、
つまり
パッキンへの負荷になります。

パッキンへの負荷は即ちパッキンの劣化に繋がり、
タンクの水漏れを引き起こします。

そして残念ながら、パッキンの劣化は、
どれほどメンテナンスをまめに行っていても防ぐことはできません。
設置後5年以上も経過すればパッキンは少なからず劣化してると考えて良いでしょう。

阪神大震災時では、かろうじて破裂は免れたものの、
パッキンの劣化が原因で漏水したタンクが数多く見られました。
万が一の時に備えて、私たちの大切な水を確保するためにも、
貯水タンクの補修は必要不可欠と思われます。


高架水槽の現状

当マンションの高架水槽の現状は、
次の通りです。

高架水槽A


 
 高架水槽B



高架水槽C



いずれの高架水槽も劣化が進んでいて、
特に天場はガラス繊維が露出しています。
鋼材部にもサビが確認され、
修理・補修が必要と思われます。
  
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プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
自己紹介:
筆者 所持資格(設備管理関連のみ)

・建築・設備総合管理士
・建築物環境衛生管理技術者(ビル管)
・貯水槽水道衛生管理士
・貯水槽清掃作業監督者
・清掃作業従事者研修指導者
・二級ボイラー技士
・甲種防火管理者

P R