費用と工期・工法の問題(1)
今回から、費用と工期・工法の問題について述べて行きたいと思います。
今回管理会社から提案されたのは、
・更生工事 6600万円
・更新工事 3億円
です。
その他、
・排水管の埋設部更新工事 7600万円
があります。
更生工事
H10年に一度行っているのと同じ工事・工法で、
先ず給水管の中を研磨材を空気圧を利用して流して削ります。(サンドブラスト工法)
錆やスケール、ライニングを除去したあと、
樹脂を流し、保護塗膜を形成する(ライニング)方法です。
現在、この工法が更生工事では最も一般的な方法です。
基本配管の交換はせず、現状の配管をそのまま使用します。
作業範囲は、共用部と専有部の両方をその範囲とする事が出来、
今一番問題と思われる占有部のスケール除去も出来るので、
良い工法と思われます。
ただし、配管の内部を削る為、基本何回も行うべきものではありませんし、
特に専有部の配管の腐食が進んでいる所では、破れが生じる可能性があります。
通常この工事における配管破れは、工事の罷免事項になりますので、
この問題発生した場合は、別途費用が発生します。
配管破れが共用部より専有部で起こる事が多いのは、
専有部の配管が共用部に比べ配管が細く、肉厚が薄い為です。
工期は3週間程かかり、作業の都合上、各戸立会が生じます。
また、断水も避ける事が出来ず、
同じ配管経路である同一階段は、 一斉に断水となります。
これは、その経路を同時に作業しなければならない為で、
断水は約2日間( 研磨1日+コーティング1日 )です。
問題点
・配管内部を削る為、配管の強度が下がり、耐用年数が減る。
・立会が生じる。(同一経路は全戸同じ日程)
・断水が生じる。(同一経路は全戸同じ日程)
・排水管は対象外。(当マンションは継手が特殊形状の為、作業不可。)
・外部腐食に対しては、効果が無い。
・10~15年に1回、同じ工事をする必要がある。
次回は、更新工事について述べて行きたいと思います。
次回へ
懸案事項一覧へ